【北海道】MEMU EARTH HOTEL|子連れ滞在記

北海道にある【MEMU EARTH HOTEL】メムアースホテルの子連れ宿泊体験レポートです。

メムアースホテルは北海道十勝地方の5万6000坪の広大な敷地の宿泊施設。たくさんのサラブレッドを輩出した牧場が、日本を代表する建築家たちによって生まれ変わった個性溢れるホテルです。

隈研吾や伊東豊雄など日本を代表する建築家の実験住宅や世界のコンペで選出された作品的住宅が点在し、世界的にも珍しい「建築の聖地」ともなっています。

無垢な自然の中で前衛的な建築に泊まり、原点回帰的ライフスタイルを体験することで、サスティナブルな思想も学べるホテルです。北海道の良さが存分に味わえつつ、アートや建築としての芸術性も高く、ごはんもとっても美味しい贅沢な場所です。

子供も大自然の中でいろいろな場所や人、馬に出会い毎日嬉しそうでした。自然、温泉、グルメ、乗馬...大人も芯から癒されました。

では詳しくレポートしていきます。

 

とかち帯広空港から車で50分ほどの距離にあります。
空港からはレンタカーを借りて行くのがおすすめです。

北海道十勝地方の広大な自然の中を50分ほど車で走るだけで、どこを見ても広い空と緑で、とても気持ちが良いです。

北海道への子連れ旅行におすすめのMEMU EARTH HOTEL

素敵なデザインの看板がある入り口から入り、ホテルの受付がある「スタジオメム」という建物へ。
築40年以上の牧草保管庫だったところを、建築家・伊東豊雄の設計によってリノベーションされた場所です。

メムアースホテルの伊東豊雄建築のレストラン

そこにはレセプション、キッチン、ディナースペース、お土産屋さんが入っていて、とても素敵な空間です。

たくさんのアクティビティもあり、スタッフの方も親身になってこちらの希望を叶える体験をカスタムしてご用意してくださいます。
子供の年齢によっても、釣りや自然探検、焚き火、ピザ作りや天体観測、乗馬など、がっつり自然を楽しめるアクティブティがたくさんです。とにかくスタッフさん達がいい人たち!

私たち家族は、乗馬や馬車でのお散歩、野菜の収穫などのアクティビティを体験させていただきました

2泊したうち、1泊目は「メーム」2泊目は「ホライズンハウス」という実験住宅にしました。

初日はまずは「メーム」に送っていただきました。

子連れでの北海道旅行におすすめMEMU EARTH HOTEL

メームはアイヌの伝統民家の民家構造を生かして隈研吾さんが設計した住宅です。
壁と屋根は光を透過する白い膜材でできていて、断熱性能も高く、室内温度は快適に保たれていました。
白を貴重とした建物の中は囲炉裏を中心にした素敵な空間が広がっています。自然に溶け込む内装は、デザイン性も抜群です。

隈研吾建築のアイヌ住宅に泊まる!メムアースホテル

そして子連れにもちょうどいい広くてフラットな内装です。

アメニティも充実していて、とことんホテルのこだわりを感じます
小売しないことで有名な「杉屋珈琲」のオリジナルブランドコーヒや、北海道で採れたカレンデュラのシャンプーや、馬毛の柔らかい歯ブラシなど、全てグッとくるものばかりでした。

ルームウェアはアンドワンダーによるホテルオリジナルのもの、ームシューズはノルディスクのダウンシューズが置いてあり、オリジナルの暖かい上着も。すごく上質で肌触りも良く、どれも買って帰りたかったですが、予算オーバーで諦めました。

敷地内には他にも様々な魅力的な建築が点在しています。

MEMU EARTH HOTELの実験住宅を子供と体験

子連れで泊まりたい北海道の大自然を満喫できるMEMU EARTH HOTEL

「メーム」から一番近い場所に「BARN HOUSE」という実験住宅があります。ここは人と馬の新しい共生の形をコンセプトにした納屋の家です。納屋の家と言っても、人も快適に過ごせる空間になっています。
馬小屋と住空間は同じ建築にはなっていますが、ちゃんとセグメントされていて、お互いにとって快適な温熱環境になるよう設計されていて、おもしろい住宅です。

馬と暮らす空間、ここも泊まってみたかったです。子供はここのポニーを気に入って、朝昼晩とあいさつしにお邪魔していました。

子供も嬉しい!馬やポニーと触れ合えるMEMU EARTH HOTEL

夕飯は伊東豊雄監修の空間「スタジオメム」でいただきます。

メムアースホテルは食事も美味しい!子供と食べたい北海道グルメ

地域の食材を使った創作料理は、ここでしか味わえない特別なものです。見た目も美しく、味も美味しくて、子供にも優しい料理に大満足できました。

ディナースペースは、カジュアルでお洒落で素敵な空間で、2歳の子供も飽きずに座って食べてくれました。
地域の自然を食事によって、もう一度資源として見つめ直し、感性を取り戻す資源再読をコンセプトにしているそうです。
野菜やお肉の素材がどれも新鮮で本当においしかったです。その日によってメニューも違うので、2泊とも新鮮な気持ちで楽しめました。

そしてお風呂は「コロボックル・ネスト」という九州大学チームが設計した建築作品です。

不思議な形の入り口から入る、不思議な形のお風呂は、満点の星を真上に見ながら入ることができます。入り口からワクワクするような建物で、遊び感覚で入れて楽しかったです。空しか見えないお風呂は、自然と一体となって瞑想できそうな空間でした。

夜は「メーム」にあるテラスで、家族で満点の星を見ました。真っ暗の中、見たこともない星の数への感動は忘れられません。このテラス部分には快適な椅子も用意されていて、朝のコーヒースペースにもとっても気持ちの良い場所でした。

子連れ旅行におすすめのメムアースホテル

2日目は「ホライズンハウス」という実験住宅に宿泊しました。

全部泊まってみたい!MEMU EARTH HOTELの実験住宅は自然と一体になれる

メゾネットタイプのこちらの建築は「メーム」とはコンセプトも雰囲気もだいぶ違っていて素敵でした。

窓からは360度自然が広がり、ぼーっと座っているだけでも癒されます。朝は天窓や窓からの光で目覚め、自然と共に暮らしている感じを味わえ心地いいです。
そして内部のデザインはいちいちかっこいいです。洗練された水場やカウンターのデザイン、素敵な階段や小上がりのリビングや美しい家具。自然とデザイン性と住空間の快適さが両立した住宅です。

そしてこの日は乗馬体験をさせてもらいました。敷地内には馬小屋もあり、何頭も飼育されています。サラブレッドだった馬や元競走馬や種馬だった馬などがいて、どの馬も役割を終えて毎日自由に快適な場所で飼育され、美しくおおらかでした。
乗らせて頂いたのは、「こぎんじ」という名前の人懐っこい優しい銀色のお馬さんです。牧場を歩くだけでとても気持ちがよくて楽しかったです。

元競走馬の乗馬やポニー乗馬も楽しめたメムアースホテル

娘はポニーに乗らせてもらいました。いい経験をさせて頂きました。

馬や動物とも触れ合える牧場!子供と行きたいmemu earth hotel

朝食は「スタジオメム」で頂きます。朝食も地域で採れた野菜や素材の料理が並び、どれも美味しい。中でも新鮮な卵かけご飯が幸せすぎました。

最終日には馬車の体験を予約していただきました。昔ながらの馬車で、藁をひいた荷台に乗ってお散歩します。
ゆっくり座ったり、藁の上で寝転んだり。馬車ならではの揺れと北海道の広大な景色をのんびりできました。

子供と様々なアクティビティも楽しめるメムアースホテル

なんだか映画のワンシーンみたいで楽しかったです。娘はあまりに気持ちが良かったようで、すぐに眠りに入っていました。

他にも近くの観光スポットを紹介してくださったり、様々なアクティビティを体験できます。

帰りには素敵なお土産を買いました。ハーバリウムと作家さんのクマの彫刻。クマの彫刻は、ホテルの鍵にも付いていて素敵だったので、記念に。
他にも地元の作家さんの作品やホテルのオリジナルグッズなどおしゃれなお土産がたくさん売っていて、ショッピングも楽しいです。

スタッフの方々は良い方ばかりで、皆さんとの出会いも素敵な思い出になりました。 名残惜しく帰りましたが、ずーっとここに住みたい気持ちになる、あたたかくて心地いい場所でした。  

 

基本情報

住所:〒089-2113 北海道広尾郡大樹町芽武158-1
ACCESS:とかち帯広空港より車で約50分

 

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